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執筆者の写真真弓 依藤

まず高畑自然教室の活動を支えてくれてくれている木である

エナガを呼んだバードコールもシジュウカラが住み着いてくれた巣箱も杉で出来ている。


杉は日本原産で日本固有種の木である。


日本一樹高が高くなる木で50mを越すものもある。


日本一長寿な木で樹齢2000年〜3000年と言われてる木が各地にある。


そして日本で最も多く植えられているのも杉だ。


日本書紀にはスサノオノミコトが自分のヒゲを植えてスギ、胸毛を植えてヒノキ、尻毛()を植えてマキ、眉毛を植えてクスノキを生み出し、使い道まで教えたという話がある。


加工しやすいので縄文時代から材木として使われていたそうだ


成長が早く、昔は樹齢3035年位、直径2030cmに育ったら伐採適齢期だったらしい


そして丸太のまま日本中の電柱に使われた。


建築材や家具、彫刻、工芸、船、下駄、生活用具の多くが杉だった頃は節が出来ないようにこまめに枝打ちをして丁寧に育てられていた


杉の雄花は新しい枝の先に付くので枝打ちをしっかりした昔の杉は今ほど花粉を出していなかったらしい。


今や厄介者扱いだが杉は日本になくてはならない木だったのだ


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