10/13に我が家に訪れたアサギマダラは写真でもわかるように後羽の角の方に黒っぽいシミのような模様がある。
これはオスのしるしなのだそうだ。
アサギマダラのオスはフジバカマなど特定の花の蜜を吸わないと性フェロモンが出せなくて繁殖できないそうだ。
高畑付近は鹿が食べてしまうので野生のフジバカマはほとんど育たない。
だから我が家にも訪れてくれたのだろうが、来年の秋に向けて株分けしてもう少しフジバカマを増やしておくことにしようか。
彼は13日から15日まで3日連続でやってきた。
観察していると、13日は朝9時頃現れてほぼ一日中滞在していたが、14日は9:00頃現れて昼過ぎまでウロウロ。15日は9:00頃現れて昼前にどこかへ飛び去って行った。
傷ひとつない綺麗な羽をしていたのでこの数週間以内に羽化した個体ではなかっただろうか。
そして3日かけてうちのフジバカマの蜜を吸い繁殖できるようになったのかもしれない。
蝶の中では最も長いといわれる、それでも4〜5ヶ月しかない成虫寿命の大半を使って彼はどれくらい遠くへ渡って行くのだろうか。
まだまだ謎の多いアサギマダラ達が無事に目的地にたどり着けることを願ってやまない。
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