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キランソウ(金蘭草)

  • 執筆者の写真: 真弓 依藤
    真弓 依藤
  • 2021年4月16日
  • 読了時間: 2分

字面だけ見るとどんなきらびやかで派手な花なんだろうと思ってしまう

こんな花です↓

春日山や奈良公園の周辺では普通に見られるシソ科の植物で、地面に張り付くようにして咲いている。


別名、「地獄の釜の蓋」とか「医者殺し」 とか呼ばれている

なんとも恐ろしげな呼び名だが毒があるわけではない、むしろ薬草として使われこの花が咲きだすと医者が廃業に追い込まれる、というのでそう呼ばれているらしい。

「地獄の釜の蓋」の方はこの花が地面にへばりついて生えているからだそうだが、諸説あり。


このキランソウにはまれだが白い花やピンクの花を咲かせるものもある。

春日山遊歩道には数少ないがピンクの花が見られる場所がある


ガーデニングをする人にはおなじみのジュウニヒトエとかアジュガと呼ばれている植物もキランソウの仲間

紫色の花がたくさん立ち上がって咲いている様はなかなか見ごたえがある


医者殺しとか医者倒しとか呼ばれる由来になった薬効だが、キランソウを干した物を「筋骨草キンコツソウ」とか「白毛夏枯草ハクモウカゴソウ」と呼び、煎じて鎮咳、去痰、解熱、健胃、下痢止めに使い、生の茎葉をもみつぶして化膿した傷の排膿、火傷、湿疹などに用いたらしい。


また研究で、関節軟骨の修復を助ける作用が発見され、関節用のサプリメントにも筋骨草エキス配合と書かれているものが多いそうだ。


まさに「医者倒し」な植物だが、だからと言ってそこら辺に生えている物を採っていきなりムシャムシャ、などということはしないほうが身のためなのは言うまでもない



 
 
 

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