タツナミソウ(立浪草)
- 真弓 依藤
- 2021年5月15日
- 読了時間: 1分

ガーデニングブームのおかげでグランドカバーになる植物がもてはやされている。
この花もその一つ。
常緑だが葉っぱは柔らかい緑色だし、地下茎を伸ばして広がるが困るほどではない。
園芸品種には白い花の方が一般的なようだ

元々野草なので性質は強いし世話もほとんどいらないという、なんとも良い事づくめな植物
しかもシソ科なので鹿も食べない。
名前の由来は花が咲いた時の雰囲気がザッパーンとなった時の波に似ているから。
たしかに浮世絵などで見る波の形に似ている
とてもうまい命名だと思う
別名は鄙の杓子(ひなのしゃくし)
この「ひな」は田舎っぽい、とか素朴な、とか言う意味。
鄙びた、とか鄙には稀な、とか言うアレです。
たしかに5月〜6月春日山遊歩道を歩いていると道の端っこにひっそりと咲いている。
そんな素朴で控えめな花だが、花言葉はなかなか情熱的だ
「私の命を捧げます」
これは花の向きが一方向を向いている、つまり一途なところから来ているらしい。
この花言葉を考えた人物はなかなかのロマンチストだと思う
ちなみに滋養強壮に効果があるとして漢方でも使われているそうだ
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