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チャルメルソウ

  • 執筆者の写真: 真弓 依藤
    真弓 依藤
  • 2021年5月10日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年5月15日

春日遊歩道を歩いていると陽の当たりにくい湿った斜面にこんな植物をよく見かける↓

高畑自然教室随一のグリーンフィンガーのTさんはこれを見つけた途端「ヒューケラがこんな所に!」と驚かれた。


私も最初そう思った。

「園芸品種のヒューケラがこんな所まで⁈」

でもちょっとおかしい…あまりにも数が多い。


それに花らしき物はヒューケラとは似ても似つかない地味すぎる小花だし…


ググってみた


形状からユキノシタの仲間だろうと見当をつけて片っ端から画像検索したら、あったあった!


チャルメルソウ


これがその植物の名前

チャルメルってご存知?

これ↓

ラッパの一種でインスタントラーメンでもおなじみのチャルメラ


じゃあなぜチャルメらソウではなくてチャルメるソウなのか?

それについては調べたけど分からずじまいだった


ただ江戸時代の植物図鑑「本草図譜」に「ちゃるめるさう」として描かれているので間違いではないらしい。

(どなたかご存知の方、おられたら教えてください m(_ _)m )


さて、どこをどう見てチャルメルソウなのか?

↑これがチャルメルソウの花

その一つを拡大してみると…

こんな感じちょっと不気味…

赤い触手みたいなのは花びら

で、これが果実↓

そう、この果実の形がチャルメラに似ているのでチャルメルソウ


写真はかなり拡大しているが実際は5mmくらいの小さな実

これを見つけて「あ、ちゃるめるに似ているよ!よしこの植物をチャルメルソウと呼ぼう!」

って決めた江戸時代の誰かさんの観察眼たるや…すごいと思いません?






 
 
 

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