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野山で出会うかもしれない自然の脅威③〜ヤマカガシ〜閲覧注意・蛇の写真あります

  • 執筆者の写真: 真弓 依藤
    真弓 依藤
  • 2021年8月11日
  • 読了時間: 1分

体長60〜120cm

身体の色は個体によって異なるが

春日山では前半分が赤っぽく全身にひし形の模様があり首の所に黄色の帯があるタイプに何度かお目にかかっている。

派手なことを除けばとても毒蛇とは思えない、黒目がちで頭の小さい可愛い蛇だ


しかし侮るなかれ。

ヤマカガシの毒は沖縄のハブの10倍、マムシの4~5倍と言われ、致死率も30%という恐ろしい毒なのだ。

毒の性質はマムシと同じ出血毒。身体に入れば血が固まらなくなり皮下出血、内臓出血、果ては脳出血まで起こすことがある。


2017年に兵庫県で小学生が咬まれて一時重体になったことで一気に有名になってしまったが、実は1974年まで毒蛇とは思われていなかったくらい、とても臆病で大人しい蛇なのだ。


春日山で遭遇した時も必死で逃げようとして右往左往していた。


そんな臆病な蛇なのだから、掴むとか踏むとかでもしない限りは咬まれないと言ってもいい。


しかもヤマカガシの牙は小さくてもし咬まれても厚手の服をつらぬくことはないそうだし、さらに付け加えるなら牙の位置も奥の方なので深く咬まれない限り大丈夫だという。


彼らの持つ毒は本来獲物を動けなくするためのもの。


ひっそりと暮らしているのに捕まえられ、反撃したせいで悪者扱いされるのはそれこそいい迷惑だろう。

 
 
 

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